生産者と共に消費者のために

ごあいさつ

JSP代表 渡部紘士
JSP代表 渡部紘士

国内各地に息づく【伝統日本の「食」と「職」を広く国内外に発信する】ことを目的に「Japan Sealine Project」を立ち上げました。

かつて繁栄を極め港地に様々な形で寄与した「北前船」の功績を称え「Japan Sealine Project」と命名しました。

航行により全国の港地は栄え、その周りに独自の手工業・産物、文化を生み、そのなか、優秀な産品、産物は脈々と承継され息づいています。

日本は人口の減少、高齢化、地方都市の過疎化など大きな転換期を迎えていますが、今こそ先人の残した全国各地域の素晴らしい歴史と遺産を有効に活用しこの変化乗り切り、逆に好機とすべきではないでしょうか。

有り難いことに海外からの【来訪者の増加】【和食文化の世界遺産登録】、日本の【おもてなし文化】に対する高評価、そして2020年の【東京オリンピック】など日本をキーワードにスポットが当たっています。

私たちはこれまで培ってきた実績・ノウハウ・ネットワーク・情報を駆使して各地の生産者・販売者の皆さまと一体となって、広く国内外に情報・商品を発信・流通させてまいります。

販売拡張、販路開拓を目指してものづくりをされている『生産者』の方々、地方に潜在する優れた商品の取り扱いを求めておられる『販売者』の方々、海外における日本ブランド商品の取扱に興味をお持ちの方々、多数のご参加とチャレンジをお待ちしております。

日本航海 JSP(Japan Sealine Project)
代表 渡部紘士 
fotolia_65473007 北前船の話

北前船(きたまえぶね)とは、江戸時代から明治時代にかけて日本海海運で活躍した廻船のこと。航行する船主自体が商品を買い、それを売買することで利益を上げた。

蝦夷地(北海道・樺太)の日本海沿岸諸港から北陸、下関を経由して瀬戸内海の大坂に向かう上り下りの航路。

下りは蝦夷地へ日常生活品、塩、紙、砂糖、米、わら製品(縄・ムシロ)・蝋燭、酒など。

上り荷(畿内方面)は殆どが海産物、鰊粕、数の子、身欠きニシン、干しナマコ、昆布、干鰯など。

北前船の往来は周辺地域に大きな影響を与えた。

周辺農村の生産力の増加(積荷のなかには冬の間の農閑期を利用した副業による)や港地が船修理、船建造の作事を任された事など。

これらのことが周辺地域に流通面を超えた影響を及ぼし、加えて、寄港地周辺では近畿の文化が伝わり、言葉・食文化等にも影響を与えた。